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『塩竈まうで』

【原文】 神無月ついたち、年月の本意かなひて、此の国の一の宮にまうでけり。さるは、かねてより此の日に御供奉らんと案内しおきて、雨にも障らじと思ひ立ちぬれば、心おだしきものから、みそかのよひより、嵐だちて降出でたるが、よも … 続きを読む

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『東北遊日記』

【原文】 東北遊日記 三月 十八日  朝微雨 巳にして晴る 塩竈の別当鈴木隼人を訪ふ 隼人 吾が二人を導きて法蓮寺に登る 寺の地は高敞にして松島を望むべし 寺に藩侯臨む所の室あり 塩竈明神の祠を拝す 是れを陸奥一の宮と為 … 続きを読む

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『都のつと』

【原文】  その日くるるほどに。しほがまの浦に行つきぬ。  則(すなわち)神躰(しんたい)は やがてしほがまにてわたらせ給(たま)ふ。御前につやし侍(はべ)りぬ。  このうらの東にむかへる入海(いりうみ)にかけはしたかく … 続きを読む

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『好色一代男』

【原文】 好色一代男(こうしょくいちだいおとこ) 口舌(くぜつ)の事触(ことふれ)(巻三)   仙台(せんだい)につきてみれば、この所の傾城町(けいせいまち)はいつの頃絶えて、その跡なつかしく、松島や雄島(をじま)の人に … 続きを読む

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『源氏物語 乙女』

【原文】 少女(をとめ)   大殿、静かなる御住(すまひ)を、同じくは広く見どころありて、ここかしこにておぼつかなき山里人などをも、集へ住ませんの御心にて、六条京極のわたりに、中宮の御旧(ふる)降き宮のほとりを、四町(よ … 続きを読む

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『おくのほそ道』

【原文】 それより野田の玉川 沖の石を尋(たづ)ぬ 末(すゑ)の松山(まつやま)は寺造を(つくり)て末松山(まつしようざん)といふ  松のあひあい皆墓はらにて はねをかはし枝をつらぬる契(ちぎり)の末も終(つひに)はかく … 続きを読む

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『宇治拾遺物語』

【原文】 河原院融公(かわらのゐんとほるこう)の霊住む事 (巻第十二 十五) 今は昔、河原院は融の左大臣の家なり。陸奥(みちのく)の塩釜(しほがま)の形(かた)を作りて、潮(うしほ)を汲み寄せて、塩を焼かせなど、さまざま … 続きを読む

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『伊勢物語 塩竈(八十一段)』

【原文】 むかし、左のおほいまうちぎみいまそがりけり。 賀茂川(かもがは)のほとりに、六条わたりに、家をいとおもしろく造りて、すみたまひけり。 十月(かんなづき)のつごもりがた、菊の花うつろひさかりなるに、もみぢのちぐさ … 続きを読む

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