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『山水小記』(仙台から金華山へ)

【原文】 鹽竈の町は半は港で半は漁市といふさまであつた。大漁の模様のついたどてらを着た漁師、細い通りに處々に並んでゐる青樓(せいろう)の浅黄(あさぎ)の暖簾(のれん)、ある旗亭(きてい)から三味線の音が湧くやうに聞こえた … 続きを読む

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