公民館本町分室(旧塩竈市公民館)

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公民館本町分室(こうみんかん もとまちぶんしつ)/旧塩竈市公民館

塩竈市指定・有形文化財(建造物)
 昭和25年(1950)に起工、翌26年に落成したモダンで美しい建造物で、平成25年10月に塩竈市有形文化財に指定されました。地域産材の利用や先進的な木構造の採用など、半世紀を超えて公共建築が目指すべき方向性を示してきた建造物です。
 建物は、「管理棟」と「大講堂」からなります。
 管理棟は、一階を鉄筋コンクリート造、二階を木造としたハイブリット構造で、外観上はあたかも鉄筋コンクリート二階建てのように見せています。また、柱や外壁、門などには手の込んだ表面仕上げが施された塩竈石が大量に使用され、建物の大きな見所となっています。
 公民館利用者の増大に対応するため、昭和32年(1957)に増築された大講堂は、高さ9.5mの大空間が圧巻です。柱には集成材が使用され、逆さカテナリー曲線(懸垂曲線)を木造で実現した日本でも初期の建築とされています。
 昭和51年(1976)に新しい公民館が建設されたため、取り壊しが検討されましたが、建物が堅牢であることや利便性の良さなどから「塩竈市公民館本町分室」として残され、利用が続けられました。平成25年に大規模改修を行い、平成26年11月には建物の一部を使って「塩竈市杉村惇美術館」が開館、公民館と美術館を併設する施設となりました。

年代:1951年
材質・形状:建物
場所:宮城県塩竈市本町8-1

地図


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