鹽竈百人一首 |夫木和歌抄(ゆめにこそ宮このこともみるべきをそでになみこすちかのしほがま)


【原文】

ゆめにこそ宮このこともみるべきをそでになみこすちかのしほがま

【現代語訳】

夢にこそ都にいるあなたが現れるはずなのに、少しも現れません。それは、あなたが私のことをお忘れになったからなのでしょうね。ですから私は千賀の塩竈の浦が波に洗われるように、袖を涙で濡らしております。

作者・著者:夫木和歌抄・皇太后宮大夫俊成卿
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
閲覧可

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鹽竈百人一首 |正治後度百首(ゆふされば松風さむみ雁なきて浜ぢさびしきちかの塩がま)


【原文】

ゆふされば松風さむみ雁なきて浜ぢさびしきちかの塩がま

【現代語訳】

夕方になると松林を吹く風が冷たいので、秋が来たと雁が鳴いて渡ってくる。千賀の塩竈の浜辺の路はもの寂しげであることよ。

作者・著者:正治後度百首・散位従五位下鴨県主長明上
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |仙洞句題五十首(あかで入る月をみよとや奥つかぜ煙ふきしくしほがまの浦)


【原文】

あかで入る月をみよとや奥つかぜ煙ふきしくしほがまの浦

【現代語訳】

塩竈の浦では塩焼く煙が一面に漂って、月を鑑賞することができません。満足しないうちに沈みゆく月を堪能しなさいということなのでしょうか、塩竈の浦を頻りに陸奥の風が吹き抜けていきます。

作者・著者:仙洞句題五十首・宮内卿
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |菊葉和歌集(朧夜の月にたくもの煙だに霞みなそへそ塩がまの浦)


【原文】

朧夜の月にたくもの煙だに霞みなそへそ塩がまの浦

【現代語訳】

せめて朧月夜の晩だけでも、塩焼く煙を春霞に添えないでおくれ。塩竈の浦よ。

作者・著者:菊葉和歌集・従三位政子
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |万代和歌集(しほがまのうらにけぶりはたつらめど見えぬやはるのかすみなるらん)


【原文】

しほがまのうらにけぶりはたつらめど見えぬやはるのかすみなるらん

【現代語訳】

塩釜の浦に塩焼く煙こそ立ちますが、春に霞は現れないのでしょうか。霞と煙の区別がなかなかつけ難いのです

作者・著者:万代和歌集・源忠季
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |夫木和歌抄(子を思ふ声もまがはししほがまのみしまがくれのまつのともづる)


【原文】

子を思ふ声もまがはししほがまのみしまがくれのまつのともづる

【現代語訳】

子を思って鳴く声のようにも聞こえます。塩竈の美しい島々の、松林の中に隠れ棲んでいるとも鶴(雌雄一対の鶴)の鳴き声は。

作者・著者:夫木和歌抄・従二位頼氏卿
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |夫木和歌抄(いくしほか染めてかくらんいろめでぬまがきの島のきしの藤なみ)


【原文】

いくしほか染めてかくらんいろめでぬまがきの島のきしの藤なみ

【現代語訳】

一体、幾たび染め重ねたのでしょうか。籬の島の岸に咲く藤の花の見事な色合いは、愛賞せずにはいられないものです。

作者・著者:夫木和歌抄・祭主輔親
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |新続古今和歌集(いつしかと霞みにけりなしほがまの浦ゆく舟のみえまがふまで)


【原文】

いつしかと霞みにけりなしほがまの浦ゆく舟のみえまがふまで

【現代語訳】

いつの間にかすっかりと霞んでしまったなあ。塩釜の浦を漕ぎゆく舟が霞の中に紛れるほどであるよ。

作者・著者:新続古今和歌集・源俊頼朝臣
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |夫木和歌抄(すぎぬとてをしみしきくはさきのこるまがきのしまにとまるなりけり)


【原文】

すぎぬとてをしみしきくはさきのこるまがきのしまにとまるなりけり

【現代語訳】

花盛りが過ぎてしまうといって惜しんでいた菊の花がまだ咲き残っていたのは、守りが堅いという籬島に留まっていたからなのですね。

作者・著者:夫木和歌抄・権中納言通俊卿
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |新勅選和歌集(あけくれはまがきのしまをながめつつみやこ恋しきねをのみぞなく)


【原文】

あけくれはまがきのしまをながめつつみやこ恋しきねをのみぞなく

【現代語訳】

明けても暮れても籬島を眺めながら、遠くはなれた都を恋しく思っては泣いてばかりおります。

作者・著者:新勅選和歌集・源信明朝臣
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |新古今和歌集(しほがまのまへにうきたるうきしまのうきておもひのあるよなりけり)


【原文】

しほがまのまへにうきたるうきしまのうきておもひのあるよなりけり

【現代語訳】

塩釜の前に浮いている浮島ではないのですが、島が浮き上がるように、私の心も落ち着かなくて身体から魂が浮き上がっていきそうです。あなたへの「思ひ(おもい)」の火で我が身を焦がすように、つらい物思いをする私たちの仲なのですね。

作者・著者:新古今和歌集・山口女王
サイズ:270 x 540mm
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鹽竈百人一首 |続古今和歌集(けぶりたつあまのとまやも見えぬまでかすみにけりなしほがまのうら)


【原文】

けぶりたつあまのとまやも見えぬまでかすみにけりなしほがまのうら

【現代語訳】

煙を立てて塩を焼く、その海人の苫屋も見えないほどに、春霞が漂っているのですね、塩釜の浦は。

作者・著者:続古今和歌集・大納言経信
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
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鹽竈百人一首 |夫木和歌抄(うらにゐていのちをかけしもののふはかずさだまれりちかのしほがま)


【原文】

うらにゐていのちをかけしもののふはかずさだまれりちかのしほがま

【現代語訳】

背後に控えて朝廷の為に命を懸ける武士の数は、千賀の塩釜の真砂(まさご)の数ほどに多く定まっております。

作者・著者:夫木和歌抄・藤原忠隆
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |千載和歌集(しほがまのうらふくかぜに霧はれてやそ島かけてすめる月かげ)


【原文】

しほがまのうらふくかぜに霧はれてやそ島かけてすめる月かげ

【現代語訳】

塩釜の浦を吹く風で霧がすっかり晴れあがって、海に浮かぶ多くの島々に月の光がさえざえと澄みわたっていることです。

作者・著者:千載和歌集・藤原清輔朝臣
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |後撰和歌集(さても猶まがきの島の有りければたちよりぬべくおもほゆるかな )


【原文】

さても猶まがきの島の有りければたちよりぬべくおもほゆるかな

【現代語訳】

「もうこれ以上陸奥の歌枕はございません」と仰られても、まだ籬の島が残っておりますので、それを歌枕に一首詠みましょう。そして古歌のように、籬を越えてあなたのおそばに立ち寄ってみたいと思われます。

作者・著者:後撰和歌集・源清蔭朝臣
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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鹽竈百人一首 |洞院摂政家百首(立ちのぼる煙は空に顕れて霞よこぎるしほがまの浦)


【原文】

立ちのぼる煙は空に顕れて霞よこぎるしほがまの浦

【現代語訳】

塩釜の浦に立つ煙は、たなびく春霞を横切って空へと真っ直ぐに昇っていくことです。

作者・著者:洞院摂政家百首・前但馬守源家長
サイズ:270 x 540mm
材質・形状:石碑
所在地:宮城県塩竈市西町(鹽竈海道)
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